今、自著を語る

今、自著を語る

「まさかの時代」に、揺るぎない中心軸を抱いて生きる

2つの扉  「まさかの時代」を生きる究極の選択

2022年発行

人間を「物質」として見る左側の扉の向こうの世界と、人間を「魂」として見る右側の扉の向こうの世界。私たちは今、その2つの扉のどちらを選んで生きるのか、究極の選択を迫られている──。右側の扉の人間観・世界観を生きたとき、人生が驚くべき変貌を遂げることが、実践者の歩みとともに明かされます。そして、本書について、高橋先生は、次のようなメッセージを寄せられています。

2年の間、世界を混乱に巻き込んだコロナ禍、そして突如として現実になったロシアのウクライナ侵略によって、私たちが「まさかの時代」に生きているという実感を強めている方は少なくないでしょう。外なる世界が大きく揺れ動き、あらゆるものが破壊されかねないような状況の中にあるとき、私たちがまず求めなければならないのは、内側に揺るぎない中心軸を抱くことです。まさに、その要請に応えようとするのが、本書の志です。

2つの扉が象徴する、あらゆる選択の土台にある人間観・世界観の選択──。人間を「もの」と見る人間観・世界観ではなく、人間を「魂」と見る人間観・世界観を選び、生きることは、その中心軸を確立することにほかなりません。

私たちが激動する世界を如実に受けとめながら、人間の抱く全体の力を引き出し、今、ここに託されている青写真を実現する──。本書は、そのための生き方の心得が1つ1つの章に示されている実践の書なのです。

目次(抜粋)

プロローグ
 「まさかの時代」を生きている私たち
 「究極の選択」が鍵となる

第1章 2つの扉のどちらを選ぶのか
 子どもたちの命を守る医療実践
 人生の完成に向かう力を与えられる

第2章 本心を知る
 家庭内介護の問題の中で
 理想と現実をつなぐ力をもたらす

第3章 人生の目的を探す
 ひとすじの光が射した──弁理士への道
 究極の充実をもたらす歩み

第4章 心に人を住まわせる
 心に人が息づく写真家
 行けなかった場所への飛翔

第5章 レッテル貼りをやめる
 感謝と貢献──教育者としての総決算の実践
 「今」に届いている呼びかけに耳を傾けてみよう

第6章 困難から宝を取り出す
 働く人に輝いていただくユニフォーム
 人生全体の次元を引き上げる

第7章 「する」を連ねる
 「する」を連ねる──電力会社での実践
 人生の目的にアクセスする

第8章 原因をつくる側になる
 苦行のような社長就任
 すべての人生を輝かせる力

心を知り、光の次元に自らを解放する

新・祈りのみち 至高の対話のために

1987年初版、1999年和英対訳版、2006年改訂版、2012年ポルトガル語版、2014年英語版改定版発行

うれしいときも悲しいときも、順風のときも試練のときも、そして人生の転機のときも、本来の自分に立ち還り、新たな道を開いてゆく。そのための人生の同伴者として、常に傍らに携えていたい『新・祈りのみち』──。本書について、高橋先生は、次のようなメッセージを寄せられています。

様々なエネルギーが渦巻く私たち人間の「心」──。快苦に翻弄され、アップダウンするエネルギーがあれば、「魂」の強さとやさしさを体現するエネルギーもある。あたかもカオスのように捉えがたいその「心」から、「本心」や「魂の力」を引き出し、世界の法則と共振して歩むために生まれたのが、『祈りのみち』です。

そんな「今までにない祈りの本」の構想は、法の継承後、私が自らの「心」と向き合い、そこに流れ込んだ3つの「ち」(血・地・知)、人類のカルマを見つめながら、対話を続ける中で生まれてきたものです。1つ1つの「想い」を受けとめ、浄化し、「本心」へと転換する中で、世界と響き合う道を見出してゆきました。言うならば、『祈りのみち』は私自身の「心」の解体新書として生まれ、個々の祈りは「心」を知り、光の次元に自らを解放するための道そのものとなったのです。

目次(抜粋)

こころに祈る
不満を募らせるとき
不安と恐怖を抱くとき
比較・競争にとらわれるとき
怠情に流されるとき

機会に祈る
今日の祈り
逆境・障害の中にあるとき
病苦を受けとめるために
誕生日の祈り
葬儀に臨んでの祈り

みちに祈る
呼びかけを受けとめるための祈り
魂願成就のための祈り
カルマ超克のための祈り
感謝の祈り
「菩提心発掘」のための祈り──十二の菩提心を育む
「快・暴流」の煩悩を超えるための祈り
「苦・暴流」の煩悩を超えるための祈り
「苦・衰退」の煩悩を超えるための祈り
「快・衰退」の煩悩を超えるための祈り

祈りについて

高橋信次先生から
高橋佳子先生へのバトンの物語

天涙

1994年発行

苦難や人生の不条理を受けとめ、それを超えてゆく生き方を貫いた、多くの魂の物語が綴られた『天涙』──。最終章の「天涙」には、高橋信次先生から高橋佳子先生へと引き継がれたバトンの物語が記されています。本書について、高橋先生は、次のようなメッセージを寄せられています。

『天地有情』の発刊後、会員の方々の人生の物語を改めて紡がせていただいたのが『天涙』でした。登場されるのは、市井に生きるお1人お1人。言うならば、名もなき人々です。しかし、その人生の足跡は、何とまばゆい輝きを放っていることでしょうか。どんな人生にも、心深く語られるべき物語がある──。それを心底、私に教えてくれました。

私自身も、人生の物語を紡いでいる1人です。この本で、祖師高橋信次先生の最晩年の思い出を綴らせていただきました。最期のご自覚をされてから神理の追求の厳格さを研ぎ澄まされた先生と、その真意を受けとめることができなかった周囲の人たち──。その断絶の事実を見つめることから、「基盤論」「自業論」「響働論」が生まれました。私にとって、「魂の学」の土台となった三論の神理は、先生からのバトンの証となったのです。

目次(抜粋)

風炎
一粒の麦
約束
邂逅
絆の海
冬の花
夕映え
寂光
水平線
月天(がってん)
天涙